12,000件!国内最大級「GRIC2025」開催レポート 「GRIC PITCH」GRAND AWARDは、Craif株式会社

2025-11-13

成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:志水 雄一郎 以下、フォースタートアップス)が11月11日(火)から13日(木)に開催した「GRIC2025」の開催レポートをお届けいたします。

「GRIC2025」は、“日本のスタートアップエコシステムをグローバルへ”をパーパスに掲げる、国内最大級のカンファレンスで、今回が6回目の開催でした。11日(火)、12日(水)はイベントプラットフォーム「EventHub」にてオンラインセッションを配信し、最終日の13日(木)は、渋谷ヒカリエ ヒカリエホールにてオフライン開催いたしました。昨年の総登録件数11,000件を上回る12,000件以上の登録があり、過去最大の登録件数を記録しました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

11月11日(火)、12日(水)ONLINE STAGES

11日(火)、12日(水)のオンラインステージでは、国内外の登壇者らによる全16セッションを公開しました。

11月13日(木)OFFLINE

■ OPENING

オフライン開催となる最終日は、へラルボニー 代表取締役/Co-CEO 松田 崇弥氏、CIC 創業者 兼 CEO ティム ロウ氏、フォースタートアップス 代表取締役社長 志水 雄一郎による豪華なOPENING SESSIONで華やかにスタートしました。

OPENING SESSION『「志」が拓く、世界での勝ち筋 ~日本の未来を創るための グローバルチャレンジの意義~』

■ SESSIONS

会場では3つのSTAGEにてセッションを同時開催。メインとなるGRIC STAGEでは、楽天グループ 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史氏、ドリコム 代表取締役 内藤 裕紀氏によるKeynoteのほか、「GRIC PITCH」が開催されました。

会場の入口付近に位置するSKY STAGEでは、来場者を最初に迎えるステージとして、多くの人々が立ち寄り熱気に包まれ、FIRESIDE CHATは、まるで焚き火を囲むような近い距離感で臨場感のあるセッションステージとなりました。

GRIC STAGE:AIで「最高の顧客接点」を創出できるか?〜AIで変わる次世代GTM戦略〜
SKY STAGE:SpaceTechの最前線 │ 世界の宇宙開発における実態と日本の勝ち筋
SKY STAGE:リベラルアーツとリーダーシップ 〜社会インフラを変革する、急成長企業のリーダーに求められる条件とは?〜
FIRESIDE CHAT:サステナブルファッションの新潮流:テクノロジーと循環が変える産業構造

■ SPEED DATING

高速壁打ち「SPEED DATING」は、4つのブースで全23社の国内外で活躍されている投資家や事業会社の方に対して、参加したスタートアップが壁打ちで事業プレゼンを行いました。

■ GRIC PITCH

「GRIC PITCH」は、スタートアップが世界へ挑戦する機会を提供するピッチコンテスト。「CLIMATE TECH & RESILIENCE」、「 FRONTIER TECH」、「UPRISING DIGITAL」3つのテーマに分かれ、グローバルでの成功の可能性を秘めたスタートアップ18社が、国内外から参加した120名以上の審査員と向き合いました。最優秀賞にあたるGRAND AWARDのほか、Theme AWARD、SPONSOR AWARDの各受賞企業をご紹介します。

<Theme1 CLIMATE TECH & RESILIENCE>

SPEAKERS

Theme AWARD CLIMATE TECH & RESILIENCE

CLIMATE TECH&RESILIENCEのTheme AWARDを受賞したのは、株式会社LINEAイノベーション。中性子フリー核融合「p-11B核融合」を実現する革新的炉「FRCミラーハイブリッド炉」を開発するエネルギー系スタートアップです。代表取締役CEOの野尻 悠太 氏は「核融合というかなり大きく、困難を伴うテーマですが、このような賞の受賞を励みに核融合の実現に向けて頑張ってまいります。」と受賞コメントを述べました。

<Theme2 FRONTIER TECH>

SPEAKERS

Theme AWARD FRONTIER TECH

FRONTIRE TECHのTheme AWARDを受賞したのは、株式会社ElevationSpace。無人衛星内での研究・製造と、地上回収を可能にする宇宙環境利用プラットフォームを開発する、ポストISS時代に対応するスタートアップです。代表取締役CEOの小林 稜平 氏は「将来は国に不可欠なインフラになると信じ、難しい挑戦ですが日本発でグローバルに挑戦していきます。」と受賞コメントを述べました。

<Theme3 UPRISING DIGITAL>

SPEAKERS

Theme AWARD UPRISING DIGITAL

UPRISING DIGITALのTheme AWARDを受賞したのは、Craif株式会社。バイオマーカー解析とAI技術「バイオAI」により、尿でがんリスクを早期発見する検査や医療機器を開発するスタートアップです。最高執行責任者(COO)の水沼 未雅 氏は「ガンとの戦いに終止符を打つべく、バイオ×AIテクノロジーを磨き上げ、これから米国進出を進めようとしています。日本発のテクノロジーで世界を変えるべく挑戦を続けてまいります。」と受賞コメントを述べました。

SPONSOR PRIZE

株式会社AGSコンサルティング|Craif株式会社

野村證券株式会社|AstroX株式会社

株式会社インテック|株式会社Resilire

株式会社三井住友銀行|株式会社Space Quarters

ソフトバンク株式会社|カナリアテック株式会社

Zoom Communications inc.|Craif株式会社

日経CNBC|後日発表

GO GLOBAL PRIZE

後日、各国のスポンサー企業・機関が出場スタートアップのピッチ動画をもとに選定、各プライズを授与いたします。

GRAND AWARD

GRAND AWARDを受賞したのは、Craif株式会社でした!登壇した最高執行責任者(COO)の水沼 未雅 氏は、「Craifという社名は、Crain(鶴)とLife(人生)を掛け合わせた名前で、日本の象徴である鶴が羽ばたいて世界へ行く、人々の人生を変えていく、そんな思いでつけました。その名に恥じないよう、これからも頑張ってまいります。」と受賞コメントを述べました。

■ CLOSING 

表彰式終了後、フォースタートアップス 代表取締役社長 志水 雄一郎から、「社会全体で彼らの挑戦を支え、世界へ送り出し、人類のイノベーションにつなげることが、私たちの使命だと考えています。今日のCraifさんの受賞や、一昨年優勝したヘラルボニーさんのように世界へ羽ばたく企業が、この場からどんどん生まれていくと考えています。ここにいる皆さんの中からも、また新たに世界に出る会社が出てくるでしょう。来年もさらに熱狂を生むGRIC2026を作ってまいりますので、よろしくお願いいたします。」とGRIC2025を締めくくりました。

13日のオフライン開催では、国内外からVC、スタートアップCEO、CVCなどが集結。総登録件数は12,000件を超え、多くの方々にご参加いただき、大盛況のなか幕を閉じました。

GRICは引き続き、スタートアップを中核とし、成長産業に関わるプレイヤーの増加、海外投資家との接点創出など、多面的に国内外の接点を創出してまいります。

【GRIC2025 開催概要】

・イベント名:GRIC2025

・日時:11月11日(火)オンライン配信 10:00-18:00 

    11月12日(水)オンライン配信 10:00-18:00

    11月13日(木)オンライン配信&渋谷ヒカリエ ヒカリエホール 10:00-19:00 

・会場:ハイブリッド開催(オンライン:EventHub、オフライン:渋谷ヒカリエ ヒカリエホール)

・参加費:無料

・SNSハッシュタグ:#GRIC2025

「GRIC2025」公式サイト